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スパダリ課長とチート主人公な私の話。
第29章 チート系ヒロインは3次元にて恋をする
幸せな時間だったーーと言ってもいい、夜のドライブは本当の彼女みたいに扱われて嬉しさとドキドキでいっぱいだった。
もちろん、『違う可愛がり方』がどのようなものかなんて知ることはできなかったけど。
優しくて、滅多なことでは怒らず、ミスをしてもさり気なくフォローし、その本人へは優しく諭すように注意する。
どんだけ包容力あるんですか!と言いたくなるほど、穏やかな面もある。
それが、稲葉課長のイメージ。
でもその人の恋人になれば、焦ったような顔、動揺した顔、すごく甘やかしてくれるところ、少しSっ気のあるところ…そんなところも見ることができる。
はぁーー…羨ましい。
「佐倉さん?さっきから、どうしたんですか?」
目の前に座る金井さんがパソコン越しに心配そうに見ていた。
「あ、ごめんね。大丈夫。何でもないから。」
デスクに置いてある缶コーヒーを手に取り、口元へ持っていった…その瞬間。
「あ!もしかして休み中に稲葉課長と何かありました?」
金井さんがそんなことを言うから、盛大に吹き出しそうになった。
が、まだ飲んでなかったから、セーフ。
パソコンに向かって吹き出した日にはいくら温厚な課長でも怒るに決まってる!
というか部長とかにも叱られる…危なかった。
もちろん、『違う可愛がり方』がどのようなものかなんて知ることはできなかったけど。
優しくて、滅多なことでは怒らず、ミスをしてもさり気なくフォローし、その本人へは優しく諭すように注意する。
どんだけ包容力あるんですか!と言いたくなるほど、穏やかな面もある。
それが、稲葉課長のイメージ。
でもその人の恋人になれば、焦ったような顔、動揺した顔、すごく甘やかしてくれるところ、少しSっ気のあるところ…そんなところも見ることができる。
はぁーー…羨ましい。
「佐倉さん?さっきから、どうしたんですか?」
目の前に座る金井さんがパソコン越しに心配そうに見ていた。
「あ、ごめんね。大丈夫。何でもないから。」
デスクに置いてある缶コーヒーを手に取り、口元へ持っていった…その瞬間。
「あ!もしかして休み中に稲葉課長と何かありました?」
金井さんがそんなことを言うから、盛大に吹き出しそうになった。
が、まだ飲んでなかったから、セーフ。
パソコンに向かって吹き出した日にはいくら温厚な課長でも怒るに決まってる!
というか部長とかにも叱られる…危なかった。