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スパダリ課長とチート主人公な私の話。
第7章 お似合いな二人
取られてもって…課長が私なんかを相手にするわけないでしょ。
あんな完璧人間なのに。


「課長ってスパダリだし、佐倉さんは才色兼備だし、もう絶対お似合いだと思うんですよ。」

スパダリって私も聞いたことあるんだけど、いまいち意味わからないんだよね。

「スパダリって何となくしかわからなくてどーいう意味だっけ?」

「スーパーダーリンの略です。高収入、高学歴、高身長、大人の包容力、仕事もデキる、課長のための言葉のようなものです。」

たしかに、納得してしまった。
課長がぴったりと当てはまる。

「それと、私、才色兼備なんかじゃないからね。そこまでデキだ人だとは思ってないから。」

「謙遜しすぎですよ。佐倉さんのお陰で私たちがあるんですから。」

「そうだね。佐倉さんは過小評価しすぎだね。もっと自信持っていいと思うよ。」

「か、課長!! 何言ってるんですか!?」

いきなり現れた課長にみんなびっくり。

「俺も佐倉さんにはすごい助けられてるよ。この前も言ったでしょ?」

と課長はウインクをして去る。

その場にいた女性社員が倒れそうになったのは言うまでもない。
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