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燿子〜追憶のLesson〜
第9章 Episode 7
その間、サトシ君は初心なサトシ君でもあったわ。

私を抱きしめ返すわけでもなく、両腕はだらんとしたまま。
手のやり場に困ったのかもね。
そこはまだまだ少年のそれだったわ。

でも次の一言は紛れもなくオトナに近づいたサトシ君だったわ。

「先生・・・僕ばっかり脱いで不公平です。。。」

一瞬、虚を突かれたわ。

確かにそうよね。
そんなに長い時間ではなかったけど、私ペースで行為は進んでた。

その時、サトシ君は何を考えていたんだろう?
何を感じていたんだろう?

そんなことも考えず、私の独り善がりの行為だったと反省したわ。

「サトシ君、私、とってもオバサンよ」

「全然そんなことないです。先生はとっても素敵ですっ!」

「ありがとう。お世辞でも嬉しいわ」

「サトシ君・・・」

「・・・」

「こっち来て・・・」
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