この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
もうLOVEっ!ハニー!
第2章 歓迎と予感
それからの一週間はあっという間でした。
桜の蕾が開花する町並みを先輩の皆さんと一緒にお散歩です。
喫茶店。
書店。
映画館。
スーパー。
駅。
百貨店。
古着屋。
洋菓子店。
小物店。
一人暮らしをするに必要なほぼ全ての施設を廻りました。
曜日ごとに連れて行ってくれる人が変わったので、毎回その人の個性が出るコースでした。
美弥さんはデートのようにきらきらした店に沢山連れて行ってくれました。
私服もひと目でメンズとわかるもので、それが似合うのがまた格好良かったです。
長い亜麻色の髪も帽子と合わせて束ねて。
「惚れちゃった?」
ぽーっと見とれていた私は慌てて首を振りました。
「残念…‥」
心底残念そうにいうので急いで謝りましたが、すぐに機嫌を直してパフェを奢ってくれました。
陸さんとこばるさんは二日連続二人が担当で、実用的なお店を色々教えてくれました。
特に絶対地元の人以外立ち入らなそうな隠れ家的な古着屋や本屋を教えてくれたのは本当に役に立ちました。
奨学金のみで生活する身にとってそうした場所はありがたかったです。
尚哉さんとの一日は冒険のようでした。
見たことのないギラギラした店を色々見れて、社会科見学気分でした。
私服もチェーンや髑髏を多用したある意味予想通りの派手さ。
「行くよ」
あの歓迎会とはまた違った、少し穏やかな彼にドキッとしました。
人ごみで繋いだ手は沢山指輪が付いていて繋ぎにくかったけれど。
マリケン先輩はひたすら食べ歩きでした。
ラーメン、焼き鳥、ハンバーガー。
毎回食べきれない私の分まで食べてくれました。
最後には隆人さんとなる先生と見回りました。
先に色んな場所に行ってほぼ道を覚えていた私に感心してました。
みなさんのお陰です。
大人の方と行くのはまた違って、デパートの最上階での昼食の豪華さには身が縮こまる思いでした。
明日は私以外の二人の新入生がやってきます。
どんな方々でしょう。
心構えをする暇もなく、その日はやってきました。
桜の蕾が開花する町並みを先輩の皆さんと一緒にお散歩です。
喫茶店。
書店。
映画館。
スーパー。
駅。
百貨店。
古着屋。
洋菓子店。
小物店。
一人暮らしをするに必要なほぼ全ての施設を廻りました。
曜日ごとに連れて行ってくれる人が変わったので、毎回その人の個性が出るコースでした。
美弥さんはデートのようにきらきらした店に沢山連れて行ってくれました。
私服もひと目でメンズとわかるもので、それが似合うのがまた格好良かったです。
長い亜麻色の髪も帽子と合わせて束ねて。
「惚れちゃった?」
ぽーっと見とれていた私は慌てて首を振りました。
「残念…‥」
心底残念そうにいうので急いで謝りましたが、すぐに機嫌を直してパフェを奢ってくれました。
陸さんとこばるさんは二日連続二人が担当で、実用的なお店を色々教えてくれました。
特に絶対地元の人以外立ち入らなそうな隠れ家的な古着屋や本屋を教えてくれたのは本当に役に立ちました。
奨学金のみで生活する身にとってそうした場所はありがたかったです。
尚哉さんとの一日は冒険のようでした。
見たことのないギラギラした店を色々見れて、社会科見学気分でした。
私服もチェーンや髑髏を多用したある意味予想通りの派手さ。
「行くよ」
あの歓迎会とはまた違った、少し穏やかな彼にドキッとしました。
人ごみで繋いだ手は沢山指輪が付いていて繋ぎにくかったけれど。
マリケン先輩はひたすら食べ歩きでした。
ラーメン、焼き鳥、ハンバーガー。
毎回食べきれない私の分まで食べてくれました。
最後には隆人さんとなる先生と見回りました。
先に色んな場所に行ってほぼ道を覚えていた私に感心してました。
みなさんのお陰です。
大人の方と行くのはまた違って、デパートの最上階での昼食の豪華さには身が縮こまる思いでした。
明日は私以外の二人の新入生がやってきます。
どんな方々でしょう。
心構えをする暇もなく、その日はやってきました。