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わたしの心が消えるとき
第6章 偽りの恋
「うぇ…何これ…気持ち悪い…」
少女はうずくまって、口に溜まった精液を出していた。

初めての口内射精に、泣き出しそうなその顔は、いつもの勝ち気な表情は微塵もなく、幼く弱々しく見えた。

隆司は腰をかがめて、渚の頭を撫でる。
「よく頑張ったな。偉いぞ」
「…バカにしないで…」
渚は涙目で強がる。
「ご褒美やるよ。交替だ」

今度は渚が、柵を背にして立った。
背中が当たる部分に、隆司の服が掛けられた。

「腕、横に伸ばして、柵をしっかり掴むんだ。落ちるなよ」
「何するの?…あっ!」
渚の腰を一気に持ち上げる。
身体が仰向けで宙に浮くような格好になった。

「ちょっと…恐いよお!」
背中だけが柵に乗っている。頭は完全に柵の外だ。

隆司は渚の脚を広げて自分の肩に乗せた。
「しっかり支えないと、ケガするぞ」
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