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わたしの心が消えるとき
第6章 偽りの恋
渚の陰部を、ペロリと舐めた。
「ふああっ!」

隆司は時間をかけて、舌で丁寧に、巧みに愛撫する。
内股…薄い陰毛…陰部の周囲…小陰唇…膣口…そして陰核…

ひとつひとつ、あくまでソフトに、渚の性感を徐々に高める。
渚は身を震わせ、体をのけ反らせて、快楽に堕ちていく。

下界の雑踏は遠ざかり、ふたりだけの天上世界。
少女の快感に溺れる淫靡な声が、夜空に吸い込まれる。

すでに手足の感覚は消え失せ、身体は大きな緩やかな波に揺られていた。

遠くで隆司の声がした。
「おい、見てみろよ」
渚は、閉じていた目をゆっくり開いた。

すごい…!

視界いっぱいに…

満天の星が…
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