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わたしの心が消えるとき
第6章 偽りの恋
ようやく真由は話し始めた。
「家に帰ったら、弟はまたボクに迫ってきた。ボクは断り続けたよ。当たり前だろ?」
「そうだね」
「月曜日、ほのかが家に来た。その夜、ほのかをベッドに寝かせてボクは床で寝たんだ。そしたら…」


深夜、真由は体に違和感を感じて目を覚ました。
深夜、真由は体に違和感を感じて目を覚ました。

弟が上に乗っていた。
「貴志…!」
「静かにして!友達が起きちゃうよ」
貴志がささやく。

卑怯だよ!こんなやり方…

真由は首を横に振った。貴志はその頭を押さえて唇にキスしてきた。
起き上がろうとしても強引に押さえつけられた。

弟は激しく舌を絡めながら、真由のパジャマのボタンを巧みに外していく。
半分ほど外したところで、手を入れ、乳房を揉みしだいた。

やめてよ!いい加減にして!

真由は抵抗しながら、ほのかの方を見た。仰向けに寝ている。まだ熟睡しているようだ。
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