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わたしの心が消えるとき
第3章 走る少女
姉は、弟の股間にあるものを見た。
最後に見たのは、一緒にお風呂に入ってた、四年前だろうか…
あの頃より『男』になっていた。

弟は誇らしげに
「おちんちんの皮、自分で剥いたんだ。痛かったけど…皮があると、せっくすできないって聞いたから」
「そ…そうだね…」

姉は、うろたえていた。
お互い全裸で、弟と向き合っているのが、恥ずかしくてたまらない。

「お姉ちゃん、ずるいよ!僕にも見せて!」
弟は、姉の胸を隠している手をどけた。
「あっ…!」

程よく膨らんだ乳房が現れた。
小学生のものというより、大人のそれに近い。

「こっちもだよ!」
さらに弟は、股間を覆う手も除けた。
生えはじめの陰毛に飾られた、割れ目が晒された。

「お姉ちゃん…」
「バカ!あんまりジロジロ見ないでよ…」
「すごくキレイだ…」
「そ…そうかな…バカ、照れるよ…」
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