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わたしの心が消えるとき
第6章 偽りの恋
真由は、涙を拭いながら
「そうだよね!東京なんて、いつでも行けるよ!」
ほのかも
「うん!私達、ずっと友達だよね!」
渚は
「ほのかに新しい友達がいっぱいできて、あたし達の事、忘れたりしなければね」
「忘れないよ!」


電車がブレーキ音を立てながら、ホームに入ってきた。
ほのかは乗り込むと、ふたりに手を振った。
「じゃあ…またね。いってきます!」
「いってらっしゃい!」
渚と真由は、声を揃えて手を振り返した。

電車は、緩やかに加速して、東に向かって走り去った。

真由が、しんみりと
「行っちゃったね…」
「うん…」
「ボク達のした事、本当にあれでよかったのかな…」
「別に何もしてないよ。ほのかのしたい事を、手伝っただけだから」
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