この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
わたしの心が消えるとき
第7章 迷いの海、夏休みの終わり
産婦人科医院からの帰り道、渚は妙に楽しそうだった。
「真由ももうすぐ、あそこにいた人達みたいなお腹になるんだよね?なんか面白い!」

本当は父親が同行するはずだったが、女の子同士の方がいいと言って、渚に頼んだのだ。
「まだ先だよ。三ヶ月位にならないと」
「赤ちゃんの音とか、あたしにも聞かせてよね」
「いいけど…それにしても渚、恥ずかしすぎるよ。待合室で名前呼ばれた時も、ボクの代わりに、あんな大きな声で返事して…」
「だって真由、声小さいよ?あんなの聞こえない。いつもの元気はどうしたの?」
「だって…」


医院には、大勢の妊婦がいた。
その中で、明らかに子供の真由が診察を受けに来ている。
みんな真由を、いかがわしい物のように見て、あからさまにヒソヒソ話ししている者もいた。

渚はそんな妊婦達を睨み、無言で威嚇していた。

この子だって妊婦だよ!あんた達とどこが違うの!?
/351ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ