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わたしの心が消えるとき
第7章 迷いの海、夏休みの終わり
「あんなオバサン達、気にしないで!…と言っても難しいかもしれないけど…真由が堂々としてれば大丈夫だよ!」
「そうだよね…ボクが自分で決めた事だから…ほのかにも、しっかりしてって言われたし」
「あたし、ちょっとトイレ行きたい」

渚はそう言うと、コンビニに入って行った。

真由もついて行き、店内で渚を待っていた。
ジュースをふたつ買った時、ふと入口で売られている新聞の見出しが目に留まった。

『徳松大臣が自殺か』

…この名前…
そうだ…渚が倒れる前、この人の話ししていたんだ…
見た事あるって言って…それから頭が痛いって…

新聞を抜き取り、読んだ。

……昨夜8時頃、東京都の徳松宅で、帰宅した家族が、首を吊って死亡している徳松源一郎厚生労働大臣を発見した。
室内には遺書が残されており、『私は疲れた。この世に思い残す事はない。新たな世界に旅立つ』と書かれていた。
警察は自殺の可能性が強いと見て、捜査を進めている。
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