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わたしの心が消えるとき
第9章 闇の向こう
男は、女の豊かな乳房に舌を這わせていた。
目の前の乳首は、すでに十分過ぎる程に硬く勃起している。

女は目を閉じ、恍惚の表情で男の背中に手を廻して、甘い吐息を吐いていた。
ショートカットの髪と勝ち気な顔立ちは、出会った頃とほとんど変わらないが、今ではすっかり大人の女に成長していた。

過去の光景が男の脳裏をよぎる。

あれから11年か…

「ねえ、どうしたの?」
女が、男を見つめていた。
「え?」
「今、何か考えてたでしょ?」
「何でもないよ」
女の乳首を舐め上げた。

「あんっ!」
女は快感に身を震わせる。
陰部はすでに潤っていた。
女の脚を開かせると、肉びらを舌でこね回し、溢れ出る蜜を音を立てて啜る。
陰核を吸うと、悦びの声と共に女の体が跳ね上がった。
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