この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
わたしの心が消えるとき
第9章 闇の向こう
女は半身を起こすと、男の肉棒に手を伸ばした。
愛おしそうに擦る。
薄目を開けた恍惚の表情で、ゆっくり口に含んだ。
かなり太いそれを精一杯頬張り、男の最も敏感な部分を丁寧に舌で愛撫する。
その奉仕から溢れる愛情が、男の快感を増幅させた。
男は女に覆い被さる。
「真由…愛してる…」
「私も…隆司…」
体を重ねる度に、まるで儀式のように何度も繰り返してきた、ありきたりな台詞だ。
しかし決して色褪せないのは、それが本心から自然に出る言葉だからだ。
真由の妊娠を知り、彼女の決心を理解した隆司は、産まれてくる子供の父親になる事を申し出た。
真由は驚き、言葉が出なかった。
彼女の父親は、気持ちは嬉しいが無理しないで欲しいと言った。
無理はしていない。同情でもない。
隆司は真由を純粋に女性として愛したからだ。
外見はもとより、その内面に強く惹かれたのだ。
まだ体に触れてさえいない女に、これ程強い想いを寄せるのは、彼自信、信じられない事だ。
それは、初めて出会った真実の愛だった
愛おしそうに擦る。
薄目を開けた恍惚の表情で、ゆっくり口に含んだ。
かなり太いそれを精一杯頬張り、男の最も敏感な部分を丁寧に舌で愛撫する。
その奉仕から溢れる愛情が、男の快感を増幅させた。
男は女に覆い被さる。
「真由…愛してる…」
「私も…隆司…」
体を重ねる度に、まるで儀式のように何度も繰り返してきた、ありきたりな台詞だ。
しかし決して色褪せないのは、それが本心から自然に出る言葉だからだ。
真由の妊娠を知り、彼女の決心を理解した隆司は、産まれてくる子供の父親になる事を申し出た。
真由は驚き、言葉が出なかった。
彼女の父親は、気持ちは嬉しいが無理しないで欲しいと言った。
無理はしていない。同情でもない。
隆司は真由を純粋に女性として愛したからだ。
外見はもとより、その内面に強く惹かれたのだ。
まだ体に触れてさえいない女に、これ程強い想いを寄せるのは、彼自信、信じられない事だ。
それは、初めて出会った真実の愛だった