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わたしの心が消えるとき
第9章 闇の向こう
愛梨の記念すべき10歳の誕生日当日。
招かれていたのは、娘の友達三人。
楽しそうな少女達を見て真由は、自分の子供時代を思い出していた。
「こんにちは」
ひとりの女性が部屋に入って来た。
愛梨は怪訝そうに
「誰?」
真由は
「お医者さんよ。お母さんが昔とってもお世話になったの。愛梨を産むときも手伝ってもらったのよ」
隆司は
「香澄、久しぶりだな」
本多香澄は
「本当に私が来てもよかったの?愛梨ちゃん困ってない?」
愛梨は
「大丈夫!お母さんの友達なら愛梨の友達だよ!」
「愛梨ちゃん、いい子に育ったね」
香澄は愛梨の頭を撫でた。そして
「真由ちゃんも、立派なお母さんになったね」
と微笑んだ。
その言葉に、真由は目頭が熱くなるのを感じた。
招かれていたのは、娘の友達三人。
楽しそうな少女達を見て真由は、自分の子供時代を思い出していた。
「こんにちは」
ひとりの女性が部屋に入って来た。
愛梨は怪訝そうに
「誰?」
真由は
「お医者さんよ。お母さんが昔とってもお世話になったの。愛梨を産むときも手伝ってもらったのよ」
隆司は
「香澄、久しぶりだな」
本多香澄は
「本当に私が来てもよかったの?愛梨ちゃん困ってない?」
愛梨は
「大丈夫!お母さんの友達なら愛梨の友達だよ!」
「愛梨ちゃん、いい子に育ったね」
香澄は愛梨の頭を撫でた。そして
「真由ちゃんも、立派なお母さんになったね」
と微笑んだ。
その言葉に、真由は目頭が熱くなるのを感じた。