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わたしの心が消えるとき
第4章 捨てられた制服
「で、でも…制服のお金も…は、払えないし…せめて…せ、背中流そうって…」
「だから、お金なんか要らないってば」
ほのかは泣きそうな顔をした。渚はあわてて
「わかったよ…じゃあ、お願い」

変わった子だなあ…
それにしても…ほのかって、けっこう大胆?
あたしは、あのときに男に裸見せるのはいいけど、女の子相手だと逆に恥ずかしいよ。
見られるの平気なの?

ほのかはタオルを泡立て、渚の背中をゆっくり洗う。
「な、渚ちゃんって…ホントに…は、肌きれい…ちょっとピンクで…が、外人さんみたい…」
「そうかな…」
「すごく綺麗…」

しばらくして渚は
「はいっ、終わったよね?じゃあ交代!」
「えっ?」
「せっかくだから、ほのかも洗いなよ」

渚は自分よりさらに小さい、ほのかの背中に向かって
「ほのかの肌も綺麗だよ」
「ま、真由ちゃんが…ま、守ってくれたから…」
「えっ?」
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