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わたしの心が消えるとき
第5章 それぞれの夜
「今さら何言ってんの?」
弟は笑った。
「…好きにして」
少女はため息をついた。

姉が12歳だったあの日以来、ふたりの関係は今でも続いていた。

悪い事とは判っている。
妊娠の危険も理解している。
それでも、やめられない。

短距離走のタイムが落ちはじめてからは、ますますセックスに溺れている。
無意識に現実から目を背けようとしているのか…

ユニフォームを脱いで下着姿になると、弟が背後から胸を揉んできた。
「ダメだよ!…こんな所で…帰るまで待って…」
「こんな所だからいいんだよ」
「バカ!何言って…あぁっ!!」

弟はスポーツブラをたくし上げた。豊かな乳房がこぼれると、直接揉みしだく。
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