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富美
第5章 初めての性交
「秀夫ちゃん、こっち」
奥の四畳半から声が聞こえてきた。蛍光灯が消され、枕元の淡い灯りだけになっていた。敷かれた布団の横では、既にパンティ姿になっていた冨美が髪を後ろで留めていた。
おっぱいは少し垂れてはいるが、熟れたマンゴーのようで、細身の体に不釣り合なほどに大きかった。
「ふ、富美さん・・」
秀夫は顔が火照り、ペニスは硬く勃起しているのに、足が出ない。
「怖いんか?」と聞かれ、「ち、違う・・」と強がってみたものの、膝は諤々と震えていた。
「そうか、それならええ・・」と立ち上がった富美は秀夫のワイシャツのボタンに手を掛けていた。
ふーと鼻を擽るアルコールとお化粧の匂い、秀夫は夢を見ているようだった。
ボタンを外され、「ほら」と肩からシャツを抜かれ、秀夫はワイシャツもその下のTシャツも脱がされ、上半身裸になった。それから、富美は膝立ちになってズボンのベルトを外す。秀夫はそれを黙って見ていたが、パンツを下されそうになると、堪らず、そこを両手で隠してしまった。
「あかんよ、秀夫ちゃん」
「かて・・」
秀夫は知られたくないことがあった。しかし、富美は首を左右に振って許してくれなかった。
「うちら夫婦になるんよ。隠し事は無しや」
上目遣いに秀夫を見ながら富美は指を一本一本外していったが、秀夫は逃げ出したかった。
「ははあ、これか・・」
露わになったペニスは亀頭を半分ほど隠れたまま、まだ剥けていない。
秀夫は恥ずかしくて、顔が真っ赤になっていた。