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魔法少女sweetyまろん
第3章 魔法少女最大のピンチ!あたし、どうなっちゃうの?
「渋川は、部活しないの?」
「あ、あたし運動苦手だから…」
「文化部にも入らないの?」
「うん…」

なにこれ?青春ドラマ?
こんなの苦手だよ…どうしたらいいの?

「吉野くんは、サッカー好きなの?」
あたし何言ってんの?サッカー部だから、好きに決まってるじゃない!
「うん」
「じゃあ、プロのサッカー選手になるの?」
吉野くんは笑って
「そんなに甘くないよ。できればなりたいけど」
まあ、そうだよね。
それにしても、なんであたし、こんなにドキドキしてるの?
頭にボールが当たった後遺症?
それとも…

家に着いた。
「じゃあな、渋川!また明日!」
吉野くんは、さわやかに手を振って帰って行った。

あたしは、ボーッとして、見送っていた。
「まろん、ダメだぷぅ!」
いつの間にか、横にぷうりんがいた。
「魔法少女に恋は禁物だぷぅ!」
「別に恋じゃないよ。でも、なんで?」
「そのうち、わかるぷぅ」
何だか意味深だ。
ま、いっか。おなか空いたよ。
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