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メンタリズムな恋…
第15章 先生、恥ずかしい
「ひぃぃっ!?」
後は私の悲鳴だけが木霊する。
「いいな…、その悲鳴…、ゾクゾクする。」
悪魔がニヤリと笑ってる。
ベッドでヒーヒー言わす…。
そう言ってた悪魔がそれを実行する。
「やぁん…。」
「もっと?」
「らめぇ…。」
「亜子、マジにエロい…。」
メンタリストは万能でも神でもない。
真のメンタリストとは…。
サディストな悪魔である。
「ああぁぁぁ…。」
平然とする悪魔が激しい快楽の波の中へと私を突き落とす。
肉棒に体内を掻き回されながらクリトリスまでもを指先で弾かれる。
「らめぇぇ…。」
「すげー締め付ける。」
そこに存在するのは愛欲と本能だけの世界。
薄っぺらなメンタリズムに入り込む余地はなくオーガニズムに襲われるたびに腰を震わせ悶える。
「こ…のす…。」
声が枯れる。
もう何回、イッた?
もう何時間、繋がってる?
そんな単純な事すら考える隙を先生は与えない。
先生が私を突き上げるように腰を振るたびに私の胸がゆさゆさと揺れる。
全身から汗が滴る。
「ああーっ…。」
これが本物の支配…。
メンタリスト大和 幸之助の完全な支配下の中で私は喘ぎ悶えて自分を見失う。
もう意識を保つ事すら難しい。
目を閉じれば全てが消える。
「亜子、愛してる…。」
遠くでそんな声がする。
ごめんなさい…。
今は寝かせて欲しいの…。
一晩中、先生に甚振られた私の身体はボロボロだ。
額でチュッとリップ音がする。
「俺は亜子の傍に居る…。」
新たな契約を先生が一方的に結ぶ。
暖かい眠りに惹き込まれる。
そこは幸せだけの世界…。
愛してるから…。
目が覚めたら一緒に河合教授のところに行こうね。
昔と変わらない先生の優しさと温もりを感じながら深い眠りに落ちた。