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風俗ごっこ
第6章 6 本番の無いソープランド葵
を脱いで下着姿になった。今日のために買ったメタリック素材のゴールドの

ブラとTバックのセット。化粧は既にしていてこのままで問題ない。

「お客様用意が出来ましたので、こちらにお越し下さい」

 そう呼びかけると大介は脱衣ルームの方にやってきた。夫はどう言う気持

ちで大介を見送ったのだろう。

 舌なめずりしている様な夫の相好を思ってちょっと複雑な気持ちになる。

 こんなことしていてそれは本当に紀和の為なのだろうか。

「お客様、コンパニオンのマリリンでございます。今日は御指名ありがとう

ございます」

 脱衣ルームの床に三つ指を突いて出迎える。

「すごい本格的なんですね」

「これが当店の決まりですので。それではお召物をこちらで脱いでいただき

ます」

 有無を言わさずズボンを取り、トランクスも脱ぐように促すと、なんかこ

こで裸になるのは恥ずかしいと躊躇する。

「それでは」と言って、トランクスを下げぶらりと登場した大きな男性自身

の先端をパクリと咥える。

「えっ?」
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