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風俗ごっこ
第6章 6 本番の無いソープランド葵
快楽を受け入れる時間が続くならあたしは大介を拒否できなくなってしま

う。それでもあたしの中の理性がかろうじて勝ちを収めた。

 身体をひねるようにして股間に張り付いていた大介の唇と手から逃れ、あ

たしは起き上がった。

「そろそろ二回戦の準備が出来たかな?」

 さっき口に含んだ時にはまだ固さが伴ってはいなかった。まだもう少しか

かるのだろうけれど、シックスナインの姿勢は一方的にあたしが責められそ

うで危ない感じがする。

 仰向けのままの大介の上に跨る様に乗り、すこし弾力がある位になった男

性自身にたっぷりとローションを纏わせていく。もう紐にしか見えないTバ

ックを脱ぐと、ラビアの開いた場所に竿の部分を宛がう。心地よい刺激がじ

わっと伝わってきた。このままいっそ女性自身に入れてしまいたくなる。あ

あ、あたしなんて事を考えるのだろう。夫を刺激するために始めた事なの

に、いつの間にか刺激に慣れて、最初考えていたのとは違う方向に行きそう

になってしまう。

 ペニスをお尻の割れ目に沿って押し付ける様にしてから、手で亀頭とそれ

に続く竿の部分を包むようにしてきっちり肌に密着させる。○んズリと言わ

れる方法で間違って挿入させてしまう間違いも多いけれど、密着度が強く本

当に挿入していると錯覚するほど快感が強く好む人も多い。
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