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背徳の嗜好
第11章 新境地の快楽
「…あ、歩子…」
目の前でクリ広げられた女たちの壮絶な激しいイキ様に、私は完全に自分を見失うと…
フラフラと足元もおぼつかないまま、前の方へと歩み寄っていく…
「アラ…ご主人ったら、どうしたって言うんですか?」
気持ち良く絶頂に達し、落ち着きを取り戻したのだろう…
挙動不審な私の行動を見て、奈央が愉しそうに顔を綻ばせる…
私はまたもや無意識の内に、美紀の魔の手から逃れ、
奈央の元へと救いの手を求めていた…
「フフッ…わざわざ私の処まで来て、こうやってオチンポを突き勃ててるってことは…
ご主人もイカせてもらいたくなってってコトでイイんですか?」
奈央が下から私の顔を覗き込み、白々しく尋ねてくる…
「…」
こうして聞かなくたって、私の心情は十分解っているはずだろう…
濃厚なレズプレイによる三者三様の女のイキ様を魅せ付けられ、
欲情を抑えることのできる男など果たして存在するのだろうか?
「ご主人、そうやって黙ってちゃ、ナニもシテあげませんよ…
どうして欲しいのか、今の気持ちを正直に口に出してくれないと…」
言葉を詰まらせる私に、奈央が追い打ちを掛ける様、詰問する…
私と奈央の遣り取りのすぐ隣りで、心配そうに見詰める歩子の視線が気になったが…
男の射精欲をガマンするのは、とても無理な話だった…
「…す、すいません…な、奈央さん…私も…もう限界です…イ、イカせて下さい…」
私は恥を忍んで奈央に哀願し、項垂れる様、頭を垂れる…
「…そ、そんな…あ、貴方…」
私の泣き言を聞いて、歩子が気を落としたような掠れた声を漏らし…
「フフッ…そりゃ、こんな状態でしたら…出さなきゃ居られないですもんね…
解りました…宜しいですよ」
奈央はマンゾクしたように、声を弾ませた…
「では、歩子さん…こうしてご主人のオチンポを見ても解る様に、
コレ以上ガマンし続けるのは、無理でしょうし…
こうやって、自分から私にイカせてもらいたいって言ってますから…
今からもう一度、射精させて、私もご主人のモノを味わわせてもらいますので…」
「…」
私の状態を見て、やむを得ないという結論に至ったのか…
歩子は口出しすることなく、奈央の施しを黙認する…
こうして、歩子が真横で傍観している中、
奈央の私へ対するオシオキが執行されることとなったのだった…