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第11章 新境地の快楽

　「フフッ…ご主人も是非一度味わってみれば、女の気持ちが解りますよ…
奈央さんのこの誰にも真似できないゴールドフィンガーの手にかかれば…
皆さん、ビックリするくらい出しちゃうことになるんですから…」

　「…だっ！出しちゃうって…」

美紀の囁きが私を焦らせる…

まさか奈央はこのまま私のイチモツから勃て続けに二発搾り出そうとしているのだろうか？

　「美紀さんったら…ゴールドフィンガーだなんて…
そんなふざけたコト言わないで下さいよ」

奈央はクスッと笑い、謙遜しているが…その『ゴールドフィンガー』の異名を持つ
奈央の手コキのテクニックは、確かに凄まじく、常人には決してできない芸当だった…

右手と左手が別のイキ物の様に、
全く異なるピストン運動と回転運動を、見事に同時にこなして魅せている…

その卓越した熟練の華麗な手捌きが齎す快感は、
相手にしてきた数多くの男共を虜にし、いとも容易く撃チンさせてきたに違いない…

今のような射精直後の状態でなければ、どれほど気持ちイイ手コキだっただろうか？

嘆きたくもなるだろう…

その奈央の匠の神業が、今は逆に不快でしかないのだから…

　「ほら…あまりツラくない様に、私はコッチを弄って、気持ち良くシテあげますね」

…と、顔を顰める私を見て、苦しみを和らげようとしてくれたのか…

　「アッ…み、美紀さん…アアッ…」

背後からも美紀の魔の手が襲い掛かり、豊満な胸の膨らみが押し付けられながら、
左右の乳首がクリクリと悪戯されている…

　「…こ、こんなの…」

コレぞ正に、アメとムチ…

美紀による甘美な乳首責めと、奈央による苦悶の亀頭責め…

こうして二人の美女に前と後ろから挟み撃ちで同時に責め勃てられては、
身体は異常をきたし、完全にイカれてしまったのだろう…

二人の愛撫を受けてから、時間はかからなかった…

　「アッ！…なっ、何か…ホントに…ダ、ダメですッ！」

突如、イチモツに猛烈な違和感が込み上げ、腰が引ける…

　「アラ…そんなに慌てちゃって…ナニがダメなんですか？」

私の拒絶反応を見て、奈央はすぐにそのコトの顛末を悟ったに違いない…

　「ほら、ダメじゃないですよ…後もう一イキで楽になって、一気に解放されますから…」

動きを止めるどころか、更に手コキのスピードを加速させ、
トドメを刺しにきたのだった…