パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第12章 女の悦び

　「…そ、そんな！あっ、歩子ッ！」

いきなりのコトに、私は慌てて身を乗り出し、二人の交わりを刮目する…

　「なっ！」

しかし…ソレは私の早合点だった…

既に、お互いの身体は触れ合い、
男と女の局部がピッタリと密着しているのは確かだが…

まだ、中に挿入されてはいない…

ソレはまるで、逸る女心を弄んでいるかの様に、ズリズリと直人が歩子の淫裂の上に、
硬いイチモツの裏側を押し当て、上下に擦り付けていた…

　「…そ、そんなことされたら…アアッ…」

　「歩子さん、このままでイイんですか？…ちゃんと言って下さい」

腰を揺さ振りながら、繰り返される執拗な誘導尋問…

こうして挿入せず、イチモツのナマの感触を味わわせることで、
歩子の口を割らせて魅せよういうのか…

　「…ダ、ダメ…こ、こんなの…イヤァッ…」

思惑通り、不意を突いた直人の悪質極まりないピストン運動は
歩子の感情を逆撫で、狂乱させていた…

女なら皆、解るだろう…

女をこれほど狂おしくするヤリ方もない…

互いの淫液に塗れ、男の硬く張り詰めたモノが緩々と縦筋を上下し、
男と女の最も敏感な粘膜である亀頭とクリトリスが擦れ合う時の快感は、一入だったが…

女の身体は一向に満たされない…

ジワジワと真綿で首を締め付ける様に、
すぐそこにあるモノがギリギリの瀬戸際の処で、穴の入口を掠め、
いつまでも中に這入ってこないのだから…

　（…は、早く…一思いに…ズボッと…）

もどかしさ…ナマならではの濃密な快感と不安に、心がグチャグチャに掻き毟られる…

そして…歩子もこの男の老獪な焦らし責めの前には、
三擦り半と持たず、あっさりと墜とされていた…

　「…い、五十嵐さん…もう…焦らさないで…
そのまま…早く…大きくて硬いオチンポを…オ、オマンコの中に…挿れて！」

淫欲に負け、啼き叫ぶ様に卑猥な淫語を吐露し、ナマでの挿入を受け挿れてしまう…

　「…そ、そんな…歩子…」

歩子の口から飛び出た『オチンポ』『オマンコ』といった聞き覚えの無い本音の鳴声は、
私を落胆させながらも、ソレとは真逆にイチモツを勃ち上がらせ…

　「フフッ…歩子さん、よくちゃんと言えましたね…宜しいですよ…
では、望み通り…このままナマでオマンコに挿れて気持ち良くして差し上げますから…」

直人は勝ち誇った様に、顔を綻ばせていた…