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背徳の嗜好
第14章 子宮の疼きは止められなくて…

 コレほど充足感に満ち溢れたセックスは、今まで一度もなかっただろう…

 (…お、女のセックスっていうのは…こ、こんなにも…)

私は暫く、メスイキの深い余韻から抜け出せず、
今日のスワッピングを振り返り、想いを馳せていた…

 (…あ、歩子…)

初めての中イキを経験し、本当のセックスの悦びを憶えたからか…

歩子のイキ顔は、生まれ変わった様に美しく、
肉体は若返ったかの様にイキイキと躍動して見て取れる…

他の男によって、見事に変貌させられた歩子の姿に、私の悔しさと憤りは収まらなかった…

しかし…コレがスワッピングの魔力なのだろう…

色気に磨きがかかった歩子のイキ様は私を魅了し、一層愛おしく想う結果となっていた…

 「さぁ…ご主人、歩子さんは身体が落ち着くまで、まだもう少し時間が
必要でしょうから…先に私達がお風呂に行って汗を流しちゃいましょうか…」

見上げると…美紀が私に手を差し伸べ、浴室へと誘っている…

 「…」

流石にもうヤル気さえ起きやしない…

私と美紀のセックスはココで幕引きとなり…お言葉に甘え、先に休ませて貰おうとするが…

 「アッ…み、美紀さん…すいません…腰が…」

身体が言うコトを聞かず、真面に勃つこともできなかった…

 「フフッ…ご主人も初めての中イキで腰砕けになっちゃいました?
ほら…無理しないで、私にしっかり捕まって下さい…」

情けなくも私は介助される様に美紀に身体を預け、浴室へと連行される格好になっていた…

 「下が濡れて滑り易くなってますから、気を付けて下さいね…」

フラフラとおぼつか無い私の足取りを見て、美紀が注意を促してくれる…

 「なっ!…コ、コレって…」

慎重に中に足を踏み入れ、顔を上げると…視界に拡がったその煌びやかな光景は
男なら誰もが一度は夢見る超高級ソープランドの様だろうか?

3人程が楽につかれるジェットバス付の豪華な浴槽が目に飛び込んできたかと思いきや…
広い洗い場には、下を潜り抜けれるタイプの黄金色のスケベ椅子が置かれ、
壁にはコレぞ、ソープの代名詞とばかりに、白銀色のソープマットが立て掛けられている…

 「コチラに座って楽にしてて下さい…私が綺麗に洗い流して差し上げますから…」

一流泡姫の様に、美紀が黄金色に光輝くスケベ椅子の上へと私を促し、
ニヤリと妖艶な笑みを浮かべていた…
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