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女教師と男子生徒、許されざる愛の果てに~シークレットガーデン
第5章 禁域

心優は三十四人の生徒一人一人の顔を思い出しながら、ゆっくりとその机と椅子すべてに触れ撫でて回った。
自分は現場を去ることになるけれど、愛する男と生きる道を選んだこの選択に悔いはない。これからも次々と志を持った新しい教師が自分のまっとうできなかったはるかな道を進んでいってくれる。自分はまた自分なりのやり方、生き方で子どもや教育と拘わってゆけたならそれで良い。
心優は最後にもう一度だけ名残惜しげに七ヶ月間を過ごした教室を見つめ、誰もいない教室に向かって頭を下げた。
少し立て付けの悪い引き戸を静かに閉め、ゆっくりと階段を降りてそのまま校舎を出る。グランドを歩いて校門まで来た時、心優はまた背後を振り返った。年代ものの鉄筋コンクリートの校舎が初冬の薄蒼い空を背景にその偉容をくっきりと見せている。
心優は校舎に向かって深々と頭を下げた。
自分は現場を去ることになるけれど、愛する男と生きる道を選んだこの選択に悔いはない。これからも次々と志を持った新しい教師が自分のまっとうできなかったはるかな道を進んでいってくれる。自分はまた自分なりのやり方、生き方で子どもや教育と拘わってゆけたならそれで良い。
心優は最後にもう一度だけ名残惜しげに七ヶ月間を過ごした教室を見つめ、誰もいない教室に向かって頭を下げた。
少し立て付けの悪い引き戸を静かに閉め、ゆっくりと階段を降りてそのまま校舎を出る。グランドを歩いて校門まで来た時、心優はまた背後を振り返った。年代ものの鉄筋コンクリートの校舎が初冬の薄蒼い空を背景にその偉容をくっきりと見せている。
心優は校舎に向かって深々と頭を下げた。

