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女教師と男子生徒、許されざる愛の果てに~シークレットガーデン
第5章 禁域
「―ありがとう、歓んでお受けします」
 過去も今も未来も、ずっと彼の側にいたい。心優はこの時、改めて彼への想いを自覚した。
「付けてみろよ」
 心優は頷いて、その場でネックレスを付けた。
「素敵、エメラルドね」
「今はまだこの程度しか買ってやれないけどな。いつか必ずもっと良いのを買ってやる」
「うん、愉しみにしてる」
「乗れよ」
 長瀬が顎をしゃくり、心優は頷いた。彼の愛車の後ろに跨り、ヘルメットを被る。
「おい、もっと俺の腰にしっかりと手を回せよ」
「嫌よ、人前でしがみつくなんて恥ずかしい」
 長瀬が愉快そうな声で言った。
「今更、恥ずかしがるような関係でもないだろうに」
「な、何を言ってるんだか」
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