この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
女教師と男子生徒、許されざる愛の果てに~シークレットガーデン
第2章 始まりの試練
生徒たちが使うトイレはそれぞれ一階から四階までにあり、教員専用は職員室からほど近い場所にある。心優はその日は職員室で作ってきた弁当を食べて、職員用のトイレに向かった。
左腕の時計を覗き込むと、時間は一時きっかりだ。始業までには十分しかない。次の授業は五組で、心優の担任している三組ではない。二年の教室は三階だから、ダッシュで行けば余裕で間に合うだろう。生徒たちに始業ベルと同時に席に着けと言いながら、教師が遅れては面目がない。
心優が女子職員トイレに入ろうとしたまさにそのときだった。ふいに背後から口許を覆われ、抱きすくめられた。
「―?」
心優は何が起こったのかさえ判らなかった。愕いて渾身の力で暴れたものの、相手の力は思いの外強い。易々と抵抗を封じ込められ、彼女は引きずるようにしてトイレに連れ込まれた。
左腕の時計を覗き込むと、時間は一時きっかりだ。始業までには十分しかない。次の授業は五組で、心優の担任している三組ではない。二年の教室は三階だから、ダッシュで行けば余裕で間に合うだろう。生徒たちに始業ベルと同時に席に着けと言いながら、教師が遅れては面目がない。
心優が女子職員トイレに入ろうとしたまさにそのときだった。ふいに背後から口許を覆われ、抱きすくめられた。
「―?」
心優は何が起こったのかさえ判らなかった。愕いて渾身の力で暴れたものの、相手の力は思いの外強い。易々と抵抗を封じ込められ、彼女は引きずるようにしてトイレに連れ込まれた。