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女教師と男子生徒、許されざる愛の果てに~シークレットガーデン
第2章 始まりの試練
トイレのタイル張りの壁に華奢な身体を押しつけられた心優の瞳に映じたのは、あろうことか青田大悟だった。
「青田君! 何をするの」
漸く喋れるようになった心優は咎めるような声で叫ぶ。
「大きな声を出すなよ。先生、俺、どうも先生が嫌いなんだよね。ここに来た初日に俺に大恥かかせてくれた挙げ句、俺の大嫌いな長瀬を庇っただろ。あのときから、先生が目障りで仕方ないんだ。だけど、嫌いなのは先生の中身だけで、外見は好きだよ。俺の好みはまゆゆだけど、先生、長瀬の好きな佐々木希に似てるもんね。このむさい男ばっかりの学校ではかなり目立ってるってことを知らないのはあんただけじゃない?」
「ふざけたことを言うのは止めなさい。もう五時間目が始まるわ。さっさと教室に―」
続きは言えなかった。青田がダンと拳で心優の顔側の壁を打ちつけたからだ。
「青田君! 何をするの」
漸く喋れるようになった心優は咎めるような声で叫ぶ。
「大きな声を出すなよ。先生、俺、どうも先生が嫌いなんだよね。ここに来た初日に俺に大恥かかせてくれた挙げ句、俺の大嫌いな長瀬を庇っただろ。あのときから、先生が目障りで仕方ないんだ。だけど、嫌いなのは先生の中身だけで、外見は好きだよ。俺の好みはまゆゆだけど、先生、長瀬の好きな佐々木希に似てるもんね。このむさい男ばっかりの学校ではかなり目立ってるってことを知らないのはあんただけじゃない?」
「ふざけたことを言うのは止めなさい。もう五時間目が始まるわ。さっさと教室に―」
続きは言えなかった。青田がダンと拳で心優の顔側の壁を打ちつけたからだ。