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女教師と男子生徒、許されざる愛の果てに~シークレットガーデン
第6章 エピローグ~永遠~
長い髪は結い上げて裾を引くベールにティアラを乗せた。傍らの彼はシルバーグレーのタキシードでいつにもまして格好良く決めている。タキシードの胸ポケットには私の持つブーケとお揃いの胡蝶蘭のブートニアが一輪挿してある。
お腹はもうはち切れんばかりに大きくなって、歩くのも大変なほどになっている。それもそのはず、赤ちゃんはもう九ヶ月の終わりに入っており、来週にはいよいよ臨月だ。でも、彼が私の歩幅に合わせて歩いてくれるので、転ぶ心配はない。
今日は彼の十八回目のバースデー、この日に私たちは結婚式を挙げると決めていた。私たちの頭上には、抜けるように明るい四月の空がひろがっている。私たちが教会で結婚の誓いを終えて出てくると、見憶えのある人たちの顔がその前で待ち受けていた。口笛が鳴り、どっと彼らがどよめいた。
何と結婚式はサプライズが待っていた。元担任の二年三組の生徒たちが私と彼のためにわざわざ集まってきてくれていたのだ。四月の新学期を迎え、彼らも既に三年に進級している。クラスはそれぞれ違うが、この日に合わせて集まってくれたと後で聞いた。
お腹はもうはち切れんばかりに大きくなって、歩くのも大変なほどになっている。それもそのはず、赤ちゃんはもう九ヶ月の終わりに入っており、来週にはいよいよ臨月だ。でも、彼が私の歩幅に合わせて歩いてくれるので、転ぶ心配はない。
今日は彼の十八回目のバースデー、この日に私たちは結婚式を挙げると決めていた。私たちの頭上には、抜けるように明るい四月の空がひろがっている。私たちが教会で結婚の誓いを終えて出てくると、見憶えのある人たちの顔がその前で待ち受けていた。口笛が鳴り、どっと彼らがどよめいた。
何と結婚式はサプライズが待っていた。元担任の二年三組の生徒たちが私と彼のためにわざわざ集まってきてくれていたのだ。四月の新学期を迎え、彼らも既に三年に進級している。クラスはそれぞれ違うが、この日に合わせて集まってくれたと後で聞いた。