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女教師と男子生徒、許されざる愛の果てに~シークレットガーデン
第2章 始まりの試練
心優はこれにも笑ってしまう。確かに、十七歳の高校生から見れば、三十歳は〝オッサン〟なのかもしれない。もっとも、小栗旬はそんなことは感じさせないほどに若くて格好良いが、とは彼には言わなかった。
長瀬はもどかしげに言った。
「俺が訊きたいのは先生の好みなんかじゃない」
「あら、自己紹介っていうのは自分の好みのタイプを言うんじゃなかったかしら」
澄まして言ってやると、長瀬は呆れたように言った。
「見かけによらず、執念深い女だな」
その後で、ふと真顔で訊いてくる。
「俺が知りたいのは別のことだよ。先生、さっき青田に襲われそうになった時、異常に怖がってたように見えたけど、何か原因があるのか? 俺の気のせいじゃなければ、確かに〝止めて、お義父さん〟と叫んだような気がする」
長瀬はもどかしげに言った。
「俺が訊きたいのは先生の好みなんかじゃない」
「あら、自己紹介っていうのは自分の好みのタイプを言うんじゃなかったかしら」
澄まして言ってやると、長瀬は呆れたように言った。
「見かけによらず、執念深い女だな」
その後で、ふと真顔で訊いてくる。
「俺が知りたいのは別のことだよ。先生、さっき青田に襲われそうになった時、異常に怖がってたように見えたけど、何か原因があるのか? 俺の気のせいじゃなければ、確かに〝止めて、お義父さん〟と叫んだような気がする」