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女教師と男子生徒、許されざる愛の果てに~シークレットガーデン
第2章 始まりの試練
長瀬はそれには応えず、ついと手を伸ばし、心優の一つに結んだ長い髪に手を伸ばした。
「先生、近くでこうして見ると、本当に佐々木希に似てるな。凄く綺麗で可愛い」
声を出す暇もなかった。長瀬の手は愛おしむように心優の髪を撫で、更に呆気ないほど素早く離れた。
そのときだった。職員用の女子トイレに新たに入ってきた人物が声を上げた。
「前橋先生、五組では今、大変な騒ぎになってますよ。五時間目は古典なのに、前橋先生が来ないって、職員室の方でも皆が手分けしてあっちこっち探してるのに」
「私ったら」
心優は血の気の引く想いで、頭を下げた。
「済みません、その少し気分が悪くて、トイレにいたので。時間が経ったのにも気がつきませんでした。至急、五組に行きます」
すると、同僚の女教師は怪訝な顔で心優と長瀬を代わる代わるに見た。
「気分が悪いのに、何故、生徒と二人きりで女子トイレにいるんですか?」
「先生、近くでこうして見ると、本当に佐々木希に似てるな。凄く綺麗で可愛い」
声を出す暇もなかった。長瀬の手は愛おしむように心優の髪を撫で、更に呆気ないほど素早く離れた。
そのときだった。職員用の女子トイレに新たに入ってきた人物が声を上げた。
「前橋先生、五組では今、大変な騒ぎになってますよ。五時間目は古典なのに、前橋先生が来ないって、職員室の方でも皆が手分けしてあっちこっち探してるのに」
「私ったら」
心優は血の気の引く想いで、頭を下げた。
「済みません、その少し気分が悪くて、トイレにいたので。時間が経ったのにも気がつきませんでした。至急、五組に行きます」
すると、同僚の女教師は怪訝な顔で心優と長瀬を代わる代わるに見た。
「気分が悪いのに、何故、生徒と二人きりで女子トイレにいるんですか?」