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狼になる瞬間
第6章 痴漢
美優のいるドアとは反対側が開き、さらに人が乗ってくる。
「きゃっ…」
美優は少しバランスを崩したが、
すぐに拓馬に助けられる。
拓馬に体を預けている状態だった。
美優と拓馬は密着している状態、
その時、美優はお尻に違和感を感じた。
「…っ!?」
スカートの上からお尻を誰かが撫でていた。
(拓馬…!?)
私は身動きも取れなく、
誰かと確認することもできない。
その手は美優のお尻を優しく撫で回した。
「っ…」
美優は声も出せなかった。
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