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狼になる瞬間
第6章 痴漢
電車の音で周りは気付いてないのかー…
と思った時、電車が次の駅に止まり、また反対側のドアが開いた。
ずっと横にいた男性が降りるようだったが、降りる寸前、美優のお尻を触って、ニヤリと笑っていた。
(ば…ばれてる…っ)
美優は内心慌てて、拓馬の手をほどこうとしたが、
拓馬は全くやめようとせず、動きがさらに加速した。
ドアがしまり、発車した時、
少しの揺れで美優はまたバランスを崩した。
「…あぁっ…!」
バランスを崩し、拓馬の指が奥まで入ってしまい、
美優は声が漏れてしまった。
電車の音で気付かれていないのか、周りは変わらない様子。
美優は恥ずかしくて顔を赤らめる。
「美優。いっていいよ?」
そう言うと拓馬は私の感じるポイントを一気に攻めた。
「っっっ!?ん…っふ…っ!!」
私は静かにイってしまった。