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狼になる瞬間
第7章 エッチ講座
「それでは、始めます。まず!SEXをする時はなんと言ってもムード!それを作り出さなきゃいけない。…まぁ今は無いからとりあえずキスから!」

(…ムードって…拓馬なんてそんなのないじゃん。)

美優は心の中でそう思った。

「キスはフレンチからディープへ。どんどん激しく。見てて?」

と言うと美優をベッドの上に座らせて、
体を近づける。

美優はドキッとした。

顎を持たれ上を向かされ、
軽いキス。

何度か軽いキスをした後にゆっくりと舌が入ってくる。

どんどん激しくなるキス。

美優はいつも拓馬のキスには敵わない。

2人が濃厚なキスをしているのを真剣に見つめる3人。

「…っ…ん…ちゅ…」

美優はどんどん感じて来た。

「は…っ…たく…」

「とまー!こんな感じ!」

と、一瞬にして唇は離された。

美優は一気に熱が冷める。

「じゃあ…椿くんやってみて?」

と拓馬は椿くんを指名する。

「え!?いいんですか!?」

「いーよ。」

椿くんは慌てたが拓馬が了解したので、美優の近くに来た。

「え!?…え?」

美優は動揺した。

(え!?拓馬はいいの…?)

不安に思った美優だったが椿くんに
「お願いします」
と言われてしまい、
「はい。」
と言うしかなかった。

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