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ひと夏の恋……そして……
第6章 忘れられない夏

「今度からは気を付けるね」

「そうだな。せっかく遊びに来てくれてるんだ。寝て過ごすのも可哀そうだからな。それより――触れてもいいか?」

改まって聞かれると久しぶりすぎて恥ずかしくなった。
だけど聞いてくるのはさっき拒絶してしまったからで、私の方から夏樹にぎこちなさは残るけど抱きついた。

「真緒?」

「さっきはごめんね。パパに怒鳴られたことを思い出して……叩かれるって身構えちゃった。夏樹はそんなことしないのにね」

驚く夏樹に正直な気持ちを話すと、静かに抱きしめ返してくれた。

「俺も悪かった。さっきも話したように和泉の姿を見て余裕がなくなったんだな。真緒がいて電話してくれたおかげでこれくらいですんだのにな。本当に悪かったよ。そしてありがとうな」

お互いにちゃんと話せば誤解は簡単に解くことができる。
誤解が解ければ、久しぶりに感じる夏樹の温かさに包まれるだけだった。
考えてみれば、和泉が来てから抱き合ってもいないしキスもしていない。
そう思うと夏樹とキスをしたくなる。


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