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ひと夏の恋……そして……
第8章 彼との深まる愛
「そうなんだ。僕は真緒ともっと仲良くなりたいのにな。真緒はそう思ってはくれないんだ」
「それはっ……私だって……」
寂しそうに口を開く和泉に慌てて同じ気持ちだと伝えた。
「よかった。真緒も僕と同じ気持ちで。だからここが秘密基地だよ。誰にも邪魔されることなく僕と真緒が愛し合えるね」
あからさまに愛し合えると言われ、自分でも分かるぐらい顔全体が熱くなる。
恥ずかしくて和泉の胸に顔を埋めると、そのまま抱き寄せられてその場に座った。
しばらく抱き合ったままで過ごしていると、和泉の手がシャツの中に入りブラのホックをパチンと外した。
「和泉??」
「大丈夫。優しくするから。それに、まだ最後までしないから安心して」
驚く私に和泉は冷静で、私に言い聞かせるように優しい声音で言葉をかけてくる。
「ここには僕と真緒しかいないんだよ。だからいいよね」
耳元で、いいよねと言われれば頷く事しかできない。
キス以上の事を和泉としたくて顔を上げれば視線が絡み、どちらからともなくキスを交わしながら和泉の手が背中に添えられ優しく床の上に押し倒された。