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ひと夏の恋……そして……
第8章 彼との深まる愛

「和泉っ」

「わかってるよ。真緒……愛してるよ」

「私もっ、愛してる」

お互いに愛していると言葉で伝えると、和泉は私の身体から離れて、先ほどと同じように両足を割り開いた。
先ほどと違うのは、和泉が下半身を私に押し付けてくること。
固くなったソレを何度も擦り付けながら吐息を漏らす。
今日は雲一つない夜。
満月に近い月が暗闇を照らし、夜だというのに和泉の表情がはっきると浮かび上がっていた。
私の股間に押し付けながら眉間に皺を寄せ漏らす吐息。
それがともてエッチで、ドキドキした。

「真緒、入れるよ」

静まり返った中、月に照らされながら和泉がゆっくりと動き出す。
はじめは何も感じなかった場所も徐々に違和感を覚え、強烈な痛みが私を襲った。

「真緒っ……」

「大丈夫っ」

心配する和泉に笑顔を向けると、和泉は小さく頷いて腰を押し付けてきた。
広がる痛みに涙が滲む。
自然と和泉の腕を握る指にも力が入り、お互いに痛みを共有するかのようにしながら、和泉のモノがすべて私の中に納まった。


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