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ひと夏の恋……そして……
第8章 彼との深まる愛
「真緒、全部入ったよ。もうこれ以上は痛くないから」
和泉の言葉に閉じていた目を開けると、和泉は微笑みながら優しく髪の毛を撫でてくれた。
褒められているようで嬉しくて抱きつくと、同じだけの力で抱きしめてくれる。
ひとつになりながら抱きしめられるのは特別な感じがして心が満たされた。
しばらく抱き合ったあと、和泉はゆっくりと動き出す。
痛かったソコも時間とともに消え、程よい快楽が私を襲いだす。
「ンッ……」
「もう、痛くない?」
「大……丈夫っ」
どんな時だって私の身体を一番に気遣ってくれる和泉に全てを委ねて快楽だけに浸る。
私たち以外誰もいない場所で、お互いの愛を確かめあうかのように和泉の動き受け止める。
熱い吐息とぶつかりあう肌の音。
身体が交われば交わるほど身体は熱を帯びお互いの汗が交じり合う。
車内はいつの間にか二人の熱気に包まれ、クーラーが入ったままでもお互いの身体は汗ばみ、和泉の額から流れ落ちる汗が私の胸の上に落ちてくる。