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ひと夏の恋……そして……
第8章 彼との深まる愛
「真緒っ!ごめん。出そうっ」
私の腰をつかんだ和泉は、そう声をあげながら突き上げるスピードを上げた。
それと同時に感じる快楽も深くなる。
いつものようにイケないけど、私の身体で感じイク和泉に幸せさえ感じてしまう。
「ンッ……イッて、私の中でイッって」
「ごめんっ、……真緒っ……イクッ」
和泉は声を張り上げながら私の中から抜け出すと、生温かな白濁をお腹の上に飛ばした。
月に照らされながら天を仰ぐ姿が妖艶で今までの快楽を忘れてしまいそうなほど美しかった。
最後に和泉はごくりと喉を鳴らし、私の身体の上の白濁を拭いて私の横に寝転び、その身体にピタリと寄り添えば抱きしめてくれた。
お互いに汗をかいたままだけど、不思議とイヤだとは思わない。
愛し合った証だと思うと幸せを感じた。
「初めてをありがとう」
「私も、初めてが和泉でよかった」
それからしばらく寄り添い家に戻った。
車内では何も話さなかったけど、繋がれた手だけが愛し合った時を物語っているようだった。