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ひと夏の恋……そして……
第9章 彼と秘密の時間
「あまり気持ちよくはなかったかな?」
「ううん……気持ちよかったけど、疲れた」
ペタンと和泉の胸の上に身体を預けると、和泉は怒るわけでもなく笑いながら優しく髪の毛を撫でてくれる。
「ごめんね。和泉がやりたいことできなくて。それにしても、いつも和泉はこんなに疲れることやってるの?」
5分もせずに力果てた私。
和泉はもっと長い間動いているから疲れはもっとじゃないかと思うと、和泉の身体が心配になる。
もっと私が動けたら和泉の身体に負担がかからず愛し合えるのに……
それを口にすれば力強く抱きしめてきた。
「だから、そういうのが可愛いんだって。ますます大きくなっておさまりが付かなくなるよ」
私の悩みを気にも留めないかのように笑った。
「ごめん……」
「真緒が悪いわけじゃないって。上下に動くのは長時間無理だと思うから気にしなくていいよ。それだけじゃなくても前後に動いたりするのも気持ちがいかな」
身体を起こして、言われたように腰を前後に動かしてみる。
一番奥まで入っている和泉のモノがグリグリと押し当てられて一気に身体の芯が熱くなった。