この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
ひと夏の恋……そして……
第10章 夏の終りと共に
陽が昇りきる前に和泉と別れる時が一番さみしかった。
もっと傍に寄り添いたいのに同じ場所に帰れないもどかしさ、この気持ちの延長線上に結婚があるのかもしれないと、初めて和泉との結婚を意識した。
「じゃあ、また夕方に待ってるから」
「うん。バイトが終わったら急いでいくからね」
別れるのが名残惜しく何度もキスを交わして時間を引き延ばし、車の中だからと大胆になりいつまでも情熱的なキスを続けた。
「もう戻らないとマリさんに見つかるよ」
「うん……」
分かっているけど離れがたくて和泉の首に腕を回して抱きつくと、そのまま抱きしめてくれるから中々離れることができない。
だけど段々と辺りは明るくなり、これ以上は引き延ばせないと車から降りた。
それでも窓を開けた和泉とキスをし、何度も何度も振り返りながら足を進める。
家に近づくと扉の前に人がいることに気が付き、叔母さんに気づかれたと身構える。
もっと傍に寄り添いたいのに同じ場所に帰れないもどかしさ、この気持ちの延長線上に結婚があるのかもしれないと、初めて和泉との結婚を意識した。
「じゃあ、また夕方に待ってるから」
「うん。バイトが終わったら急いでいくからね」
別れるのが名残惜しく何度もキスを交わして時間を引き延ばし、車の中だからと大胆になりいつまでも情熱的なキスを続けた。
「もう戻らないとマリさんに見つかるよ」
「うん……」
分かっているけど離れがたくて和泉の首に腕を回して抱きつくと、そのまま抱きしめてくれるから中々離れることができない。
だけど段々と辺りは明るくなり、これ以上は引き延ばせないと車から降りた。
それでも窓を開けた和泉とキスをし、何度も何度も振り返りながら足を進める。
家に近づくと扉の前に人がいることに気が付き、叔母さんに気づかれたと身構える。