この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
ひと夏の恋……そして……
第21章 流れる時の中で

「佐伯さんは……元気にしてますか?」

「……ああ。俺には連絡がないが元気にやっているらしい。毎日忙しく仕事をしていると、向こうの社長から連絡は入る」

「そうですか……近くにいなくて寂しいですね」

「養子に行ってほとんど会ってなかったんだ。寂しいもあったもんじゃない」

佐伯さんが遠くに行ってしまったからなのか分からないけど、少し寂しそうに話す姿は佐伯さんの事を心配しているから。
どんなに冷たい言葉を吐いても、その言葉に優しさを感じてしまう。
それが金平さんの本来の姿だと、短い時の中で感じていた。

「千春が決めた計画を俺が引き継いで悪かったな。急な事で挨拶もできなかったと、それだけを悔やんでいた」

「そうですか……本当に急でしたからね」

海外にある支店でトラブルが発生したと、あれから数日して海外に行ってしまった佐伯さん。
それを知ったのは金平さんが挨拶に来た時で、佐伯家の行く末が掛かっていると聞けば連絡も出来ずに今に至る。


/610ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ