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ひと夏の恋……そして……
第22章 それぞれの想い

「絵と一緒に手紙も残してくれたよね。それをどこに保管するか悩んでいる時に、絵の中に一緒にしまっておこうって額縁を外したの。そこに書いてあった和泉のサイン……」

「CHIHARU?」

私の言葉に和泉がポツリと呟いた。
その言葉通り、絵の裏にはローマ字でCHIHARUと書かれてあった。
最初見た時はどうしてCHIHARUなんだろうと深く考えもせず記憶に残らなかった。
だけど、あの絵を見たいと和泉が言った時にサインを思い出し、佐伯さんが和泉だと繋がった。
たったそれだけかもしれないけど、真和が佐伯さんに懐いた事、見た目が似ていると事、全てを考えれば疑うことなく受け入れていた。

「あれは僕が絵を描く時に使うペンネームなんだよ。佐伯家に養子に行く時に名前を千春に変えたんだけど……それが仇になるとは思いもしなかった。だけど、良く覚えていたね。書いた本人の僕も忘れていたのに」


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