この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
ひと夏の恋……そして……
第23章 友情と愛情と絆

「優しくするけど、痛かったら言って」

夏樹の言葉に小さく頷くと、夏樹は腰に力を入れて私の中に入ってくる。
久しぶりにする行為は、小さな痛みと、それを上回る大きな幸せを運んでくれる。
押し広げながら入ってくる感覚は、そこに夏樹がいるのだと身体で示すかのようでうれしい。
それに、初めて感じる夏樹自身に感動して涙が浮かび上がる程だった。
本当は5年前に受け入れるはずだったもの。
それを私の勝手で待たせてしまった。
呆れることもなく、見捨てることもなく、ずっと傍にいてくれた夏樹。

「夏樹っ、愛してるっ」

そんな事を思うと、自然と言葉になる。
その言葉を受け取った夏樹も私を力強く抱きしめて、同じだけの愛をくれる。

「俺も愛してる……やっと繋がれた、やっと……」

そう言って、最後の方は聞こえず嗚咽が聞こえ始めた。
きっと、夏樹も私と同じ気持ちなんだと伝わり、何も言わずにただ抱きしめあっていた。
その温もりだけでも幸せだった。
やっと身も心も繋がり合えたのだと実感することができた。


/610ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ