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サディスティック・マリッジ
第6章 社内イジメ
給湯室で湯呑みを洗う愛里咲の口元は緩んでいた。
誰かとまともに話をしたのは久しぶりだ。
(高1の時以来なのに、里中さんよく私だってわかったなぁ)
そんな事を思いながら、ご機嫌で洗い物を済ませていく。
「…随分ご機嫌だな」
背後から聞こえた琉の低い声に、愛里咲は驚いて振り返る。
「え…っと……そう…かな?」
琉の不機嫌オーラを察知した愛里咲。
伏せた湯呑みを拭くのはやめて、給湯室から逃げようと琉の横をすり抜けようとした。
ガシッ
琉が愛里咲の腕を掴む。
「……あいつと知り合い?」
「あ…うん…高1の時の友達の彼氏の友達……」
愛里咲の目が泳ぐ。
「ふーん、俺の前に付き合ってた男か」
「え⁈ 」
いきなりの図星に、愛里咲は狼狽えた。
「…愛里咲の……初めての相手だ?」
「───…っ」
かぁぁぁっと愛里咲の顔が一気に赤くなり、愛里咲の腕を掴む琉の手に力が篭る。
「……ムカつく」
琉は愛里咲の身体を壁に押し付け、荒々しく唇を重ね、少し開いた愛里咲の口の中に舌を侵入させる。
「ふっ…んンッ……っ‼︎ 」
息もつけない激しいキスに、愛里咲の膝がガクガクと震える。崩れ落ちそうになる身体を、壁に着いた震える手で必死に支えた。
「…はぁ…っ……」
唇を離した琉は、愛里咲をキツく抱きしめる。
「…俺から離れるのは許さない…っ……‼︎ 」
琉の胸の中で、愛里咲は確信していた。
(あぁ…きっとまた、琉ちゃんは泣きそうな顔してる……)
誰かとまともに話をしたのは久しぶりだ。
(高1の時以来なのに、里中さんよく私だってわかったなぁ)
そんな事を思いながら、ご機嫌で洗い物を済ませていく。
「…随分ご機嫌だな」
背後から聞こえた琉の低い声に、愛里咲は驚いて振り返る。
「え…っと……そう…かな?」
琉の不機嫌オーラを察知した愛里咲。
伏せた湯呑みを拭くのはやめて、給湯室から逃げようと琉の横をすり抜けようとした。
ガシッ
琉が愛里咲の腕を掴む。
「……あいつと知り合い?」
「あ…うん…高1の時の友達の彼氏の友達……」
愛里咲の目が泳ぐ。
「ふーん、俺の前に付き合ってた男か」
「え⁈ 」
いきなりの図星に、愛里咲は狼狽えた。
「…愛里咲の……初めての相手だ?」
「───…っ」
かぁぁぁっと愛里咲の顔が一気に赤くなり、愛里咲の腕を掴む琉の手に力が篭る。
「……ムカつく」
琉は愛里咲の身体を壁に押し付け、荒々しく唇を重ね、少し開いた愛里咲の口の中に舌を侵入させる。
「ふっ…んンッ……っ‼︎ 」
息もつけない激しいキスに、愛里咲の膝がガクガクと震える。崩れ落ちそうになる身体を、壁に着いた震える手で必死に支えた。
「…はぁ…っ……」
唇を離した琉は、愛里咲をキツく抱きしめる。
「…俺から離れるのは許さない…っ……‼︎ 」
琉の胸の中で、愛里咲は確信していた。
(あぁ…きっとまた、琉ちゃんは泣きそうな顔してる……)