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サディスティック・マリッジ
第7章 嫉妬狂い
「わぁ…素敵なレストランですね」
里中が愛里咲を連れて来たのは、高級そうなレストラン。
「接待でよく使わせてもらうんだ。料理もすごく美味しいから、遠慮せず食べてよ」
そう言って、里中はオススメの料理やお酒を説明してくれる。
「う〜ん、美味しいっ」
どれを食べても美味しくて、愛里咲のテンションも上がる。
久々に誰かとたくさん話した嬉しさや、お酒のせいもあり、高校時代の話や付き合っていた当時の話、愛里咲はベラベラといろんな事を話していた。
「愛里咲、会社楽しい?」
デザートを食べ終えた頃、里中がそう切り出した。
「……ッ」
先日泣き腫らした目を見られたばかり。
そして、聞き上手な里中の性格もあって、気付けば愛里咲は会社での辛さを話し、涙を流していた。
「すみません。せっかくの料理が不味くなっちゃいますね」
愛里咲は慌てて涙を拭う。
「愛里咲…辛かったね……よく辛抱してきた……」
ずっと誰かに言って欲しかったその言葉に、愛里咲は泣き崩れる。
里中は、愛里咲の隣の席に移動し、愛里咲をキツく抱き締めた。
(本当は、琉ちゃんにそう言って欲しかった……)
里中の胸の中で、愛里咲はぼんやりとそんな事を思っていた。
里中が愛里咲を連れて来たのは、高級そうなレストラン。
「接待でよく使わせてもらうんだ。料理もすごく美味しいから、遠慮せず食べてよ」
そう言って、里中はオススメの料理やお酒を説明してくれる。
「う〜ん、美味しいっ」
どれを食べても美味しくて、愛里咲のテンションも上がる。
久々に誰かとたくさん話した嬉しさや、お酒のせいもあり、高校時代の話や付き合っていた当時の話、愛里咲はベラベラといろんな事を話していた。
「愛里咲、会社楽しい?」
デザートを食べ終えた頃、里中がそう切り出した。
「……ッ」
先日泣き腫らした目を見られたばかり。
そして、聞き上手な里中の性格もあって、気付けば愛里咲は会社での辛さを話し、涙を流していた。
「すみません。せっかくの料理が不味くなっちゃいますね」
愛里咲は慌てて涙を拭う。
「愛里咲…辛かったね……よく辛抱してきた……」
ずっと誰かに言って欲しかったその言葉に、愛里咲は泣き崩れる。
里中は、愛里咲の隣の席に移動し、愛里咲をキツく抱き締めた。
(本当は、琉ちゃんにそう言って欲しかった……)
里中の胸の中で、愛里咲はぼんやりとそんな事を思っていた。