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第7章 嫉妬狂い

─────…っ⁉︎

貫かれた衝撃で、愛里咲は目を覚ました。

見上げた先には、天井と切なげな瞳をして愛里咲を見下ろす琉が映る。


「…ッ…はぁっ……愛里咲ッ」

スッと顔を近付けた琉。
ガッと愛里咲の肩に歯を立てた。

「ッ、痛いッ‼︎ 」

噛まれる瞬間の恐怖に、身体中は敏感になる。
そして、噛まれた瞬間身体中が甘く痺れた。


「やぁッ、痛い、琉ちゃッ」

愛里咲は、抵抗もせずに泣き叫んでいた。


愛里咲の身体のあちこちに噛みつきながら、琉の欲情の猛りが愛里咲の中を激しく掻き回していく。

「あッ、あぁぁぁッ‼︎ 」

痛みと快楽に翻弄されて、愛里咲は絶頂を迎える。


「ッ、はッ、まだッ、イクなって…ッ」

今日の琉には余裕がない。

いつもの意地悪な笑みはなく、ずっと泣きそうな顔をしている。

「はぁ…ンッ、琉ちゃッ」

愛里咲は琉の身体にしがみつく。

「ッ、離せッ」

引き剥がそうとする琉に負けないように、愛里咲は必死にしがみつく。

「ごめんなさいッ、琉ちゃんのオモチャでいいからッ、どこにも行かないからッ」

「……ッ」

愛里咲の言葉に、琉の動きが止まり、恐る恐る愛里咲を抱き締めた琉の手は震えていた。