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サディスティック・マリッジ
第8章 最強の独占欲

愛里咲の声に、振り返る事なく琉はバスルームへと向かう。
─────"これが嫌で別れたのに"
先ほどの愛里咲の言葉が頭の中で何度も響いていた。
(んだよ、それ……)
頭から冷たいシャワーを浴びても、琉の気持ちは晴れなかった。
琉は呆然と自分の両手を見つめた。
愛里咲の細い首に手を回せば、愛里咲は怯えた瞳で自分を見上げる。
その手に力を込めれば、愛里咲の顔が苦しげに歪み、キツく閉じられた瞳から涙が溢れ出す。
愛里咲の全てを手に入れた気持ちになる。
自分の性癖が普通と違うのは自覚してる。
愛里咲に…しかもその泣き顔に興奮する。
逆を言えば、愛里咲以外の女には例え泣かれても興奮しない。
(愛里咲にしか勃たねぇんだから、脅してでも俺に縛り付けとくしかねぇじゃん)
例えそれが、高校時代の愛里咲が琉との別れを決めた理由だったとしても……。
「─────…っ‼︎ 」
ダンッ
イライラをぶつけるように、琉はバスルームの壁を殴り付けていた。
─────"これが嫌で別れたのに"
先ほどの愛里咲の言葉が頭の中で何度も響いていた。
(んだよ、それ……)
頭から冷たいシャワーを浴びても、琉の気持ちは晴れなかった。
琉は呆然と自分の両手を見つめた。
愛里咲の細い首に手を回せば、愛里咲は怯えた瞳で自分を見上げる。
その手に力を込めれば、愛里咲の顔が苦しげに歪み、キツく閉じられた瞳から涙が溢れ出す。
愛里咲の全てを手に入れた気持ちになる。
自分の性癖が普通と違うのは自覚してる。
愛里咲に…しかもその泣き顔に興奮する。
逆を言えば、愛里咲以外の女には例え泣かれても興奮しない。
(愛里咲にしか勃たねぇんだから、脅してでも俺に縛り付けとくしかねぇじゃん)
例えそれが、高校時代の愛里咲が琉との別れを決めた理由だったとしても……。
「─────…っ‼︎ 」
ダンッ
イライラをぶつけるように、琉はバスルームの壁を殴り付けていた。

