この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
サディスティック・マリッジ
第11章 入籍宣言
「今日は夏川と千葉の結婚祝いに飲みに行くか!」
部長の町田が言うと、男性社員が「おー!」と歓声を上げる。
一日中愛里咲を睨んで過ごした伊藤・神谷・荒木の3人は「予定があるから」と帰ってしまった。
残り半分…いつか愛里咲を助けてくれた松田・根岸・坂本は、ヒソヒソと何か話し合った後、参加する事にしたようだ。
「俺、愛里咲ちゃん狙ってたのに〜」
琉の先輩佐藤がいきなりの告白。
「マジですか? 今すぐ諦めて下さいね」
琉がさらりと言う。
「くッそー‼︎ 相手がお前じゃ諦めるしかないじゃんか!」
佐藤は琉の頭を片腕で抑え込み、拳で頭をグリグリする。
周りの先輩社員も手伝って、琉を羽交い締めにしてはイジっている。
一番年下の琉が、先輩たちにすごく可愛がられているのが伝わってくる。
(イジられる琉ちゃんて、意外で新鮮かも)
楽しそうな男性社員たちの騒ぎを、愛里咲はクスクスと笑って見ていた。
部長の町田が言うと、男性社員が「おー!」と歓声を上げる。
一日中愛里咲を睨んで過ごした伊藤・神谷・荒木の3人は「予定があるから」と帰ってしまった。
残り半分…いつか愛里咲を助けてくれた松田・根岸・坂本は、ヒソヒソと何か話し合った後、参加する事にしたようだ。
「俺、愛里咲ちゃん狙ってたのに〜」
琉の先輩佐藤がいきなりの告白。
「マジですか? 今すぐ諦めて下さいね」
琉がさらりと言う。
「くッそー‼︎ 相手がお前じゃ諦めるしかないじゃんか!」
佐藤は琉の頭を片腕で抑え込み、拳で頭をグリグリする。
周りの先輩社員も手伝って、琉を羽交い締めにしてはイジっている。
一番年下の琉が、先輩たちにすごく可愛がられているのが伝わってくる。
(イジられる琉ちゃんて、意外で新鮮かも)
楽しそうな男性社員たちの騒ぎを、愛里咲はクスクスと笑って見ていた。